「朔太」さんのページ
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- 病弱だった少年時代から、読みたくて読みたくて仕方のない漫画が周囲に沢山ありました。他にすることもない寝床で読む漫画は、1ページ1ページが宝物のようで、丹念に時間をかけて食べるように吸収されていきました。漫画のある国に生まれて良かった、と思えるくらいの喜びでした。以来、数十年、私の周りには多数の未読の漫画本が常備されています。漫画がサブカルチャーと位置付けられて久しいですが、今や映画もドラマも漫画が原作でないものが珍しくなってきました。文化としての名作漫画を探しつつ、私個人の探訪歴(読書歴)として、このサイトを利用させてもらっています。

3点 嬢王
夜の世界を描いているのに、女性の荒唐無稽な出世争いのお話。
夜の蝶達の本当の魅力が描ききれていない上、
悲しさや情念を表面的に繕ってしまって、リアリティなし。
お色気場面を取り去れば、少年誌にも使えそうな単純なストーリ展開なので、
読後感として何も残りませんでした。
これから読もうと思う方は、時間つぶしにはOKです。
絵はきれいで、上手いです。
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[投稿:2011-07-22 20:15:20] [修正:2011-07-22 20:15:20] [このレビューのURL]
6点 きらきらひかる
法医学をベースに殺人や事故の背景、特に被害者の声を聞くという推理小説風です。
あとがきの別添作品を見ると、作者は七転八倒しながらネタ出しに苦労している
様子が伺えます。
主人公のひかるを女性にして、被害者の無念さや情念などの背景を解明する度に
自分のことととして涙します。ここが、本編のキモであり、作品の仕上がりを
上品にしています。
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[投稿:2011-07-22 20:03:21] [修正:2011-07-22 20:03:21] [このレビューのURL]
5点 ハーフな分だけ
少年少女時代に共有した映画が、二人のその後の人生を
役者と翻訳家へと導く・・。そんな二人の共感がベースになるはずが、
何てことはなく、盛り上がりもない。
劇的な展開を意図的に避けた著者の思惑が見える。
そんな気分が、ハーフな分だけ?
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[投稿:2011-05-22 10:01:00] [修正:2011-05-22 10:01:00] [このレビューのURL]
7点 サラリーマン金太郎
悪がきが喧嘩と度量の大きさで日本制覇を果たす本宮ワールドを
サラリーマンといえども応用できるんじゃないの?っていう問題提議?
現実の大人の集団である大企業といえども、本物の熱さや人望なしには成功
は覚束無いが、権力構造の変革には至らないので、皆「これは所詮漫画だろう」
という感想を持ってしまう。
しかし、本当か?
ベンチャー系成上がり経営者や大企業の一部には、暴力を抜きにした金太郎レベルの
行動を起こしている人間もいるようにも思う。官にも。
これを荒唐無稽な漫画と思うか、自分を夢想して投影してみるか、
まずは読んで見て下さい。
問題を抱える度に、割と明快な解を与えてくれていますので、楽しめた。
全巻読破。
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[投稿:2011-05-05 09:32:41] [修正:2011-05-05 09:32:41] [このレビューのURL]
5点 鬼斬り十蔵
シナリオネタとしては、魔界転生のパクリではないのかなあ?
陰陽師安倍清明をコアにしているのは、1998年当時としては先駆けていた
のか、否かはさておいて、類似作品をどこかで読んだ感じがつきまとう。
30年前なら斬新なアイデアと世界観と間違いなく絶賛していただろうけど。
それほど、漫画が進歩していると言うことか。
読者も目が肥えてきているんで、漫画家さんも大変なわけですねえ。
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[投稿:2011-04-26 05:05:00] [修正:2011-04-26 05:05:00] [このレビューのURL]
10点 佐武と市捕物控
45年前の作品というから驚く。
シナリオと絵の構成が確かであり、以後の漫画家らの水準を決めたとも言える。
市を案じる佐武、佐武を命に代えて守る市の気概を中心に、江戸の人情と情緒も
表現されている。美しい日本を今でなく45年前から意識していた。
余談ながら、40年くらい前にTVアニメ版が放映されていたのを子供の
頃、視聴した記憶がある。アニメといっても、動画ではなく台詞つき静止画の
スタイルだった。動画も可能な時代だったが、敢えて静止画にした演出だった。
これが返って、とても良い味を出していた。大人向けに製作した証拠に
放映時間は10時だったと思う。10時からの放映に耐えるアニメって想像できますか?
日本漫画界の至宝とも呼べる傑作の一つ。
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[投稿:2011-04-17 22:44:04] [修正:2011-04-17 22:44:04] [このレビューのURL]
5点 世紀末リーダー伝たけし!
小学館漫画賞を受賞していますよね、一応。作者も言っていますが、
ジャンプは集英社なのに小学館からもらっている受賞作は、他にも多くて
アラレちゃん、幽霊白書、スラムダンク他 一世風靡作品が多い。
その意味で、当時たけしは小学生を中心に時代にマッチしていたのだと思う。
今読み返すと、厳しい評価にならざるを得ない感じではあるが、ギャグは従来に
なかったパターンではある。
脇役同士の漫才風掛け合いで何ページも魅せてくれる。
絵は最後まで上手くなっていないが、作者しまぶーの人生的背景がよく見えるので
作品以上に作者との一体感が効果的に誘われている。
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[投稿:2011-04-02 08:38:24] [修正:2011-04-02 08:39:27] [このレビューのURL]
7点 あずみ
29巻まで読破。
あずみが無垢な少女時代の仲間を思いながら、仲間の分まで使命を果たす
ことを存在意義にして生き抜く。逆に言えば、刺客として生きる意味を
見つけられずに、死に場所を探している。
なんといっても、あずみの心と姿の美しさと刺客としての強さが全編の魅力。
家康暗殺以降、目的を失うため、これ以降はやや苦しい展開だが、新しい
仲間との接点で人間性を取り戻す。
48巻までよく連載できたなあ、いろんな意味で。
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[投稿:2011-02-05 17:25:55] [修正:2011-02-05 17:25:55] [このレビューのURL]
7点 愛と誠
1970年代、本作品は一世を風靡していた。少年マガジンが少年誌に君臨して
いた時代で、これ以前には梶原一騎氏による”巨人の星””あしたのジョー””空手バカ一代”等
のヒット作品でスポーツによる男道に熱狂した後、
新たな境地を求められていた背景がある。
これが見事に大ヒット。またもや、梶原氏の面目躍如の伝説の作品になった。
いとこのネエチャンは、本作品のために毎週の雑誌ごと保存していた。
ただし、私自身は当時もそうだったが、今読み返してもそれほどでもなく、
梶原作品の中では、特段に評価は高くない。
愛を誠を持って貫く価値観は、当時はアメリカナイズされつつあった日本には
新鮮であったかも知れないが、今は当然というかそれしかないというか
陳腐で単純な生き方の一つに成り下がった。
美男美女同士なら、そうなるでしょう、と冷めた見方もできますし。
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[投稿:2011-01-10 17:30:57] [修正:2011-01-10 17:30:57] [このレビューのURL]
8点 僕といっしょ
家出をして東京に出てくる兄弟が、最初に出会う人物がイトキン。
上野動物園への案内をしてもらうが、これが有料。漢字も読めない上、
腕っ節もからっきしで、姿も異様。良い部分を見つけるのが困難な人物で、
第1話に登場する脇役か、と思っていたら、なんと最終話まで付いてくる
準主役ではないか。
すぐ夫という主人公のネーミングからいい加減で、これも徹底した駄目男である。
通常では、とてもこの二人を中心に物語は構成できそうにないが、ところどころで
オンナにもてたり、周囲の信頼を得たりして駄目人間でも生きる意味を与える。
しかし、結局はギャグマンガの宿命であるが、それが伏線として更なる笑える逆境となって落ちる。
日本一億総中流時代だった20年前の世代やそこに育てられた子供には笑えても、
戦中戦後世代あるいは今後の就職難民世代は笑えるのだろうか。
いつまでも、すぐ夫やイトキンは架空の人物として笑いたい。
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[投稿:2011-01-08 17:38:38] [修正:2011-01-08 17:38:38] [このレビューのURL]
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