「朔太」さんのページ

総レビュー数: 820レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

通常なら決して手を出さない女性漫画家の作品ですが、

市民図書に置いてあって、出会えた幸運の一冊です。

似鳥さんのキャラが好きです。

看護婦さん漫画の原型になったんではないでしょうか?

一遍一遍が丁寧なストーリー運びで、好感が持てます。

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[投稿:2011-01-02 10:05:50] [修正:2011-01-02 10:05:50] [このレビューのURL]

市民図書に何年も前から置いてあり、それこそ2年に1度くらいの割合で

文字通り、何度も読み返しています。

女性漫画家の欠点である動きのない人物描写が、逆にのんびりした

癒しの世界を醸し出しています。

登場者全てが、なんとも憎めない愛すべき人物に仕上がっており、

愛犬チョビと仲間に囲まれて、いつまでも雪国の中で暮らして生きたい

って、すっかり感情移入してしまいます。

佐々木倫子は、森本梢子に並んで私が受け付けるたった2人の女性漫画家

といえます。

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[投稿:2011-01-02 10:00:43] [修正:2011-01-02 10:00:43] [このレビューのURL]

1989年連載開始ながら、つい1年ほど前に巡り合って読破。

世に麻雀漫画は数知れずなれど、心理戦、戦術、トリック、いずれをとっても

一級品で驚愕した。

さらに、アカギの刹那的な生き方、終焉の迎え方とその潔さに、ナルシズム

の一つの原型を思い出させてくれた。

少しも教育的ではないし、社会に有益とも思えない賭博漫画だけど、

こんな名作が10年前から世にあったとは、衝撃の一冊でした。

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[投稿:2011-01-02 09:43:54] [修正:2011-01-02 09:43:54] [このレビューのURL]

前半と後半で魅力が変わる。

前半は、潜水艦vs艦隊or潜水艦のバトルで、読者の想像力を超えた戦術を披露する。

潜水艦一艦で何ができよう、いずれ浮上する運命、独立国?何やそれ、という

読者の嘲りの中を、被弾させることなく敵を粉砕していく小気味良さがある。

特にお勧めは、ロシア潜水艦”スコーピオン”との戦い。(10年前位前に読んだにも関わらず、まだしっかり記憶しているヨウ)

潜水艦でも、戦術の長けた指揮官1人で相当なことができそう、って感動した。

後半は、政治イデオロギーの論争劇だな。世界的に見れば、答えは出てるが、

我が平和ボケ日本では、不可欠な議論をしている。

当時よりますます平和ボケした政治家が闊歩している現状(民主党、社民党・・)

では、「この漫画でも見て、抑止力の教科書にして」と言いたい。

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[投稿:2011-01-02 09:17:12] [修正:2011-01-02 09:17:12] [このレビューのURL]

「編集者」という特殊な分野での”働くこと”なので、共感をなかなか呼びにくそう。

作者である漫画家さんも高々編集者やアシスタントさんくらいの仲間で

チームを作って仕事するくらいの小さな社会で”働くこと”を漫画に投影

しているのであって、その小さな社会で頑張る、頑張らないは、「どーぞお好きに」

と言いたくなる。

その意味では、大銀行を舞台にした”この女に賭けろ”の原島浩美は、自然体で大きな

社会を動かす”働きマン”を表現するので、むしろこちらの方が共感を覚えた。

働くことは、それぞれ個人の与えられた立場、能力によって意義が違って

くるので、本作品はほとんどの人には理解されないでしょうね。

私には、結構男スイッチの入った松方さんは魅力的でした。

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[投稿:2010-12-30 18:42:48] [修正:2010-12-30 19:08:44] [このレビューのURL]

銀行ってこんな仕事が本来の仕事なんだ、って気づかせてくれました。

主人公の女性原島浩美は、日本にもっと必要でしょうね。男性だけで進めるプロジェクト

に女性が入ると判断が遅く足手まといで、補佐的な役割しかできないので

多くの男性リーダーは嫌います。

しかし、異なる切り口、バックアップ策が必要な暗中模索的な案件では、

女性的なアプローチも有効だと思えることもあり、またチームが冷静になれ

る効果もあります。

世界に通用する日本であるためには、本当に彼女のような女性が職場に

もっと増えないと。

エンターテイメントとしても、本作品は堪能できました。8点。

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[投稿:2010-12-30 19:05:21] [修正:2010-12-30 19:06:15] [このレビューのURL]

破産した資産家一族を抱えながら、お家再興のために奮闘する婿養子の

孤軍奮闘ぶりをコミカルに表現する。

世間知らずの姑、小姑たちのトラブルメークのお世話で手一杯ながら、

シモジモには窺い知れない世界を当たり前に経験している人達のパワー

や人脈ネットワークは、無形の財産だよな、って変なところで

感心した次第です。

男性誌連載でしたが、主人公視点がやや女性ぽいのが、特に後半で

違和感を感じ出してきました。


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[投稿:2010-12-30 18:56:19] [修正:2010-12-30 18:56:19] [このレビューのURL]

曽田の原点となった作品。以降、この作風で勝負する。

なぜ、こんな底力が出てくるのか、論理的ではないが説得力が結構あったりする。

スポーツとしての自転車というより、生きがい、存在意義としての自転車で

あって、対象は何でも良く、人は生まれた以上かくあるべし、てな感動を

与えてくれる。

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[投稿:2010-12-28 22:23:02] [修正:2010-12-28 22:23:02] [このレビューのURL]

シャカリキに続いて天賦の才人を描く。

その後、昴に続く系譜で、ある程度続けて読むと、パターン化して

しまって、少し飽きが来るのも否めないところだが、

瞬間風速的な盛り上がり、テンションの高ぶり、人間の精神力の底力の

ようなものを描く新たな漫画の境地は、曽田ならではのものである。

消防士からレスキューへの道のりをこんなドラマチックに

普通描けるか?

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[投稿:2010-12-28 22:17:41] [修正:2010-12-28 22:17:41] [このレビューのURL]

毎度仕掛ける難解で解決不可能な問題も代打屋にかかれば、たちまち解決です。

本業は駄目公務員のトーゴーも、副業代打屋ではスーパーマンです。

必殺仕掛け人の中村モンドと重なります。

作者が仕掛ける難題に毎回、解決策を挑んでみますが、

本作の結末ほどきれいなシナリオは出てきません。

作者の長年の苦労が推し量れます。

25全巻保有。

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[投稿:2010-11-28 21:55:02] [修正:2010-11-28 21:55:02] [このレビューのURL]

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