「朔太」さんのページ

総レビュー数: 819レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

悪がきが喧嘩と度量の大きさで日本制覇を果たす本宮ワールドを

サラリーマンといえども応用できるんじゃないの?っていう問題提議?

現実の大人の集団である大企業といえども、本物の熱さや人望なしには成功

は覚束無いが、権力構造の変革には至らないので、皆「これは所詮漫画だろう」

という感想を持ってしまう。

しかし、本当か?

ベンチャー系成上がり経営者や大企業の一部には、暴力を抜きにした金太郎レベルの

行動を起こしている人間もいるようにも思う。官にも。

これを荒唐無稽な漫画と思うか、自分を夢想して投影してみるか、

まずは読んで見て下さい。

問題を抱える度に、割と明快な解を与えてくれていますので、楽しめた。

全巻読破。

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[投稿:2011-05-05 09:32:41] [修正:2011-05-05 09:32:41] [このレビューのURL]

7点 あずみ

29巻まで読破。

あずみが無垢な少女時代の仲間を思いながら、仲間の分まで使命を果たす

ことを存在意義にして生き抜く。逆に言えば、刺客として生きる意味を

見つけられずに、死に場所を探している。

なんといっても、あずみの心と姿の美しさと刺客としての強さが全編の魅力。

家康暗殺以降、目的を失うため、これ以降はやや苦しい展開だが、新しい

仲間との接点で人間性を取り戻す。

48巻までよく連載できたなあ、いろんな意味で。

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[投稿:2011-02-05 17:25:55] [修正:2011-02-05 17:25:55] [このレビューのURL]

7点 愛と誠

1970年代、本作品は一世を風靡していた。少年マガジンが少年誌に君臨して

いた時代で、これ以前には梶原一騎氏による”巨人の星””あしたのジョー””空手バカ一代”等

のヒット作品でスポーツによる男道に熱狂した後、

新たな境地を求められていた背景がある。

これが見事に大ヒット。またもや、梶原氏の面目躍如の伝説の作品になった。

いとこのネエチャンは、本作品のために毎週の雑誌ごと保存していた。

ただし、私自身は当時もそうだったが、今読み返してもそれほどでもなく、

梶原作品の中では、特段に評価は高くない。

愛を誠を持って貫く価値観は、当時はアメリカナイズされつつあった日本には

新鮮であったかも知れないが、今は当然というかそれしかないというか

陳腐で単純な生き方の一つに成り下がった。

美男美女同士なら、そうなるでしょう、と冷めた見方もできますし。

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[投稿:2011-01-10 17:30:57] [修正:2011-01-10 17:30:57] [このレビューのURL]

鈴木保奈美と織田が織り成すドラマに、小田和正のあの名曲が重なって、

一世を風靡したトレンディドラマの原作です。

「カンチ!」と呼ぶ保奈美さんの甲高い声は、今でも記憶の奥にあります。

さて、原作ですが、柴門ワールド炸裂で、サイモンの名を一挙に世に知らしめる

ものとなりました。

切ないすれ違いがテーマかな。若くても年食っても男と女はどうしようもないね、てか?

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[投稿:2011-01-02 18:19:47] [修正:2011-01-02 18:19:47] [このレビューのURL]

ああ、思えば柴門ふみとの出会いは、本編だったなあ。

一人の異性への思いを貫きながらも、現実の生活で理想じゃないのに

心の襞に触れ合うことで、相互に「この人、結構いい人。一生共に

生きていくのも良いかも。」って、結ばれるのが、たいていの人の恋愛模様。

本当の理想って、偶像化してしまって何が本当なのか、大抵曖昧なものです。

俊平にとって偶像化された小夜子はいつまでたっても女神様ですが、

現実の桃子は大人になった俊平の現実です。

こんな恋愛プロセスは、この世に人間が現れた時から、延々と繰り返してきた

男と女の恋愛模様ですよね。

今や教科書的にさえ思えるパターンですが、当時は相当奔放な桃子さんに

ハラハラどきどきしましたとサ。

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[投稿:2011-01-02 18:13:00] [修正:2011-01-02 18:13:00] [このレビューのURL]

曽田の原点となった作品。以降、この作風で勝負する。

なぜ、こんな底力が出てくるのか、論理的ではないが説得力が結構あったりする。

スポーツとしての自転車というより、生きがい、存在意義としての自転車で

あって、対象は何でも良く、人は生まれた以上かくあるべし、てな感動を

与えてくれる。

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[投稿:2010-12-28 22:23:02] [修正:2010-12-28 22:23:02] [このレビューのURL]

シャカリキに続いて天賦の才人を描く。

その後、昴に続く系譜で、ある程度続けて読むと、パターン化して

しまって、少し飽きが来るのも否めないところだが、

瞬間風速的な盛り上がり、テンションの高ぶり、人間の精神力の底力の

ようなものを描く新たな漫画の境地は、曽田ならではのものである。

消防士からレスキューへの道のりをこんなドラマチックに

普通描けるか?

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[投稿:2010-12-28 22:17:41] [修正:2010-12-28 22:17:41] [このレビューのURL]

小池一夫+叶精作コンビで、ゴルフ漫画を作ればこうなる。

主人公は、筋を通すオトコが共通したキャラ。

前野金蔵って名前から、最初は少し3枚目を狙ってたような気がしますが、

最終的には超一流のプロに成長します。

続編に続く太一も6巻ぐらいに登場して、ゴルフの奥深さを表現します。

太一を主人公にした続編では、さらに奥行きの広がった展開になります。

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[投稿:2010-11-06 18:52:10] [修正:2010-11-06 18:52:10] [このレビューのURL]

トンネル脱出までのシーンでは、圧倒的な絶望って、結局こんな状況なんだろうな、

と妙に納得しました。絶望状況に自分も精神的準備が必要だと次に思いました。

絶望に対峙する人間性は、気が狂うことや生に絶対執着したり、神になったり支配者になりたがったり、

これは千差万別で、だから人間なんですね。

本編は絶望状況を提示された時点で満足すべき作品であり、ここにどんな

メッセージ性があるだの、ラストが満足できないだの、謎解きをしろだの

は、少し違うのではないかと・・。

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[投稿:2010-10-03 18:24:54] [修正:2010-10-03 18:24:54] [このレビューのURL]

リストラの嵐が吹き荒れ、社会的現象となった時代1995年にデビューした。
原型は、「代打屋トーゴー」で確立したヒーローの焼き直しだが、毎回毎回
の読みきりシナリオは、作家として大変な苦労が偲ばれる。
良作。

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[投稿:2010-08-14 19:14:09] [修正:2010-08-14 19:14:09] [このレビューのURL]

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