「朔太」さんのページ

総レビュー数: 818レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

自身の体を改造した組織に復讐するために、暗殺稼業を
請け負いながら世の中の悪を滅していくという
二人の男女のお話です。
必殺シリーズと仮面ライダーorサイボーグ009を
連想させる内容でした。
しかも、数回ごとに読み切り形式で、分かりやすいです。

予定調和の感が否めませんが、絵も可愛らしく、
咎人会という組織の設定など、見るべきところも多く、
まあまあのテイストでした。

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[投稿:2021-11-07 06:16:26] [修正:2021-11-07 06:16:26] [このレビューのURL]

雰囲気を楽しむ漫画。
急いで、ページをめくってはいけない。
次にどうなるのだろうと、期待をしてはいけない。
時には、行ったり来たりして読むべし。
場合によれば、最初まで戻って読み直すのも良い。
読み終わった後には、江豆町の住民になっている。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2021-10-18 09:20:48] [修正:2021-10-18 09:20:48] [このレビューのURL]

両親に自分が悪魔に売られて、という、いきなりの
設定から始まります。
ここだけでもそれなりのストーリになりそうですが、
暗くなるだけなのですっ飛ばして、買った悪魔の孫に
なるところから、悪魔学校に入学するという怒涛の
展開がよろしい。

ギャグ漫画としては、笑いのレベルは相当低い(3点)ですが、
それなりのストーリーも楽しめて結構です。
位階や悪周期といった新しいアイデアをどんどん入れて
くるところで、努力を感じさせます。

トキワ荘プロジェクト出身者らしく、少年向け漫画として王道を行きます。

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[投稿:2021-09-03 01:10:52] [修正:2021-09-03 01:10:52] [このレビューのURL]

前作ソウルリヴァイヴァーの時も原作は藤沢とおる氏
だったようで、今度は自身が焼き直しされたようです。
前作同様の設定で、死界を自由に行き来できる能力者
たちのお話です。
沖縄を舞台にしたので、SOUTHということなんでしょうが、
基軸はその能力を悪用しようとする者との戦いになって
おり、前作とほとんどテイストは変わりません。
むしろ、人間同士の戦いですから、スケールが
小さくなったように感じています。

すばらしい設定を活かしたもっと面白い話が作れそうな
気がするだけに、もったいないの感が否めませんでした。

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[投稿:2021-08-16 07:56:40] [修正:2021-08-16 07:56:40] [このレビューのURL]

5点 HORIZON

イントロダクションとなる第一話は、なかなか迫力の
ある出来栄えでした。
命知らずの男たちの物語が始まるのかと思いきや、
第二話以降はぬるい学園ものに急展開していきます。
テンションの高さが次第に落ちていくという、期待外れの展開でした。

しかし、シーンごとの登場人物の個性は、しっかり表現
されており、全体の印象は悪くなかったです。
ここでの面白さは、次の「ガンバ!」に継続されていきます。

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[投稿:2021-08-02 03:06:45] [修正:2021-08-02 03:06:45] [このレビューのURL]

面白い設定と豊富な古語知識とうん蓄のおかげで、
つかみはOKかと思います。
つまるところ、怨忍ができあがるまでの経緯が、
関心を引きます。
山口氏の個性的な描画は、好き嫌いが激しいでしょう。
特に、残虐なシーンは、迫力があり過ぎて、
直視できないものがあります。
独特の世界観は、人を選ぶかもしれません。

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[投稿:2021-07-12 07:32:14] [修正:2021-07-12 07:32:14] [このレビューのURL]

英国を舞台にロンドンの怪奇伝説をモチーフに、
おどろおどろしい漫画が描かれました。
藤田氏らしい作品です。
最初の設定というか、登場には引き込まれます。
ただし、読み終えた時点では、それほど起伏はなく、
驚きも少なかったという感想になってしましました。
異聞の章に至っては、蛇足気味かな。

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[投稿:2021-06-15 08:08:00] [修正:2021-06-15 08:08:00] [このレビューのURL]

生きることが、簡単ではない、生き苦しさを登場人物
全員が感じています。
例えば、犬だったら、生きることに飽きることや
絶望なんてありません。
生きるために、その日の食い物をひたすら追いかけ、
ねぐらを確保するだけです。
満たされなければ、ひたすら耐えるしかないです。
その先に、絶望なんかないです。
ただ、ひたすら生き延びるために、動くだけです。
人間だけが、閉塞感を感じたり、行き詰ったり、
絶望したりと忙しいことです。
面倒くさい生き物、人間について深く考察するのが、
浅野いにお氏です。
本作品は浅野いにおワールド全開といったところです。

哲学的な雰囲気も感じますが、しょせん人間なんてと
笑いとばして、なんとか一つの救いを感じさせて頂いて、
話を閉めてもらいたいところです。

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[投稿:2021-06-09 08:45:52] [修正:2021-06-09 08:45:52] [このレビューのURL]

5点 骨の音

岩明氏のちばてつや賞入選作品がデビューの
きっかけになったのですね。
絵柄は平凡で、昔の同人誌にありがちな描画力です。
お世辞にも、決して上手な部類の作家さんではないですね。

しかし、何を主張するわけでもなく、人間の日常の
不思議な感情を表現するのが最高にうまいです。
むしろ、小説家を目指してもあるレベルで成功されたかもです。
そんな文芸的な短編集でした。

初期の岩明氏の作風は、現在に確実につながっており、
寄生獣やヒストリエが生まれたわけですね。
岩明ファンは一読が必須でしょう。

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[投稿:2021-05-04 08:21:58] [修正:2021-05-04 08:21:58] [このレビューのURL]

綿流し編に対応した解答編です。
ただし、推理小説のような事件全容の解明にあたる
わけではないので、相当なモヤモヤが残ります。

綿流し編は、圭一の立場で話の展開が進められ
ましたが、ここでは、悟史と魅音・詩音姉妹との
関係性がキーになって、詩音の立場で展開が進めら
れており、綿流し編でのそれぞれの場面に対する
それぞれの思いが説明されています。

比較的すっきり感があります。
ひぐらし全般にわたって抱えるモヤモヤ感が残り
ますが、一応の納得性のあるひとつのエピソードが
完結した感があってよろしいです。

ヒグラシはある意味、ここで終わっても良かったのかもと、思いました。

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[投稿:2021-04-21 10:12:07] [修正:2021-04-21 10:12:07] [このレビューのURL]

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