「朔太」さんのページ

総レビュー数: 818レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

[ネタバレあり]

第一部として6巻が完了しました。
しかし、続編は数年にわたり現れず、先々を見通せない
状態でしたので、ライフワークのつもりだったのでしょうか。
腰の据わり方がとんでもなく長期戦の構えです。

1巻はリーの物語、2巻はランスとワースとの出会い。
3巻から5巻は旧教の迫害を中心にしたウィルとジョンの少年時代。
6巻はリバプールへ出奔し、ミルとの出会いと4人の集結。
第二部は、4名はロンドンを舞台に、いよいよシェイクスピアの
誕生?かと期待が膨らみます。

6巻を読み切ってしまいますと、このように俯瞰できる
のですが、途中では現在位置を見失いそうです。
連載中は読者はきつかったことでしょう。

基本的に娯楽作品というより裏伝記としての色合いが濃く、
作石氏の意気込みは理解できるのですが、小説に向いた
素材ではないでしょうか。


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[投稿:2019-01-01 12:35:15] [修正:2019-01-01 12:35:15] [このレビューのURL]

各世代でお世話になった超長期連載漫画です。

安定したテイストながら、10代青少年のための
入門編教科書というか、知識偏重の匂いがします。
長い連載を振り返ると、無知な男女の出会いから
成長する夫婦物語と言えば言えるのですが、
いつまでたっても初心な感じです。
シニカルに言えば、一定の役割を果たしていると
思われる教育的漫画でしょうか。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-12-15 06:36:05] [修正:2018-12-15 06:36:05] [このレビューのURL]

ゲームクリエータと業界の実態が良く分かります。
聞きしに勝る時間との闘い、体力の凌ぎ合いの世界のようです。
仕様変更や販売方針の変更が日常的ですので、
その辺りが精神を消耗させるのでしょう。
新しい修羅的ビジネスの最前線として取り上げた感じです。

私はゲームクリエータとしてゲームをとにかく作りたい
モモや天川よりも、現代の「海賊と呼ばれた男」とも
言える御堂や仙水、須田にむしろ共感を覚えました。
敵役は最後までキーマンとなりましたが、
それほどのインパクトもなく終わりましたが。

娯楽作品としての評価は、それほどでもなく、というところです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-09-29 13:31:23] [修正:2018-09-29 13:31:23] [このレビューのURL]

物語の中心となるのが、復讐劇です。
復讐対象は、警察機構にあるという、いわばよくある話とも言えます。
しかし、警察という公務員たちの出世や手柄を競い
合ったり、大組織に生まれる縦割り組織のエゴによる
社会的な腐敗としての課題を追求しているなら、
共鳴できるのですが、煎じ詰めると警察の中で権力を
握った人の個人的犯罪なんですよね(ややネタバレ)。

24巻も連載が続いたのだから、面白いと思える意外性も
あることはあるのですが、おおむね想定内の範囲での展開と
想定内のキャラしか出てこないので、さほど沸き立つものはなかったです。

唯一、表題だけは惹きつけるものがありました。
この表題で読んでみようかと思った人は多いかもです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-07-03 19:41:43] [修正:2018-07-03 19:41:43] [このレビューのURL]

交通事故の鑑定は科学的なアプローチでかなりのレベルで
真実が把握できるようになってきた、
という時代背景がこの作品を生み出したと思います。
現代にあっては、さほど驚きに値せず、
やや陳腐化しているとも思えます。
時代とともに価値を失う典型的な作品でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-04-17 21:02:38] [修正:2018-04-17 21:02:38] [このレビューのURL]

毎度同じテイストのあだち作品ですが、やや劣化を感じます。

パンチら、着替え・入浴シーンなんてものを毎回乱発。
いつの時代のセンスなんでしょうか。
肝心のシナリオはほとんどなくて、得意の何とも言えない
見え隠れ気味の恋心も薄目です。

というのも、本作品はあだちさん60歳の作品ですから、
仕方ないと言えば仕方ないでしょうか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-03-20 18:03:38] [修正:2018-03-20 18:03:38] [このレビューのURL]

5点 RiN

ゴリラーマン世代にとって、残念な作品です。
あの輝きを期待して読み始めたのに・・・。
可笑しみを醸し出す技量は最高だったはず・・・。

ごめんなさい、3巻にて撤退です。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-12-27 17:05:26] [修正:2017-12-27 17:05:26] [このレビューのURL]

曽田正人だから、どうしても期待してしまいます。
曽田正人なりの新境地と言えば新境地なのでしょうが、将来的にRGB用原作にしたい編集側の企画に乗った感じが致します。
鳥井明の2番煎じをご本人ではなく、周囲が期待したような気がします。
どこにでもあるチープな架空の国の戦国時代の設定は、新人の作家さんなら、誰も見向きもしなかったはずです。
曽田正人だから、ひとまず見てみようと許される。
ただし、側近や敵役が最初から権謀術策のため裏切り、寝返りを相互に実行する展開は、さすがに予想外でした。
また曽田正人らしく、セリフの多いことも特徴です。
完結したようですが、3巻までとさせてもらいます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-09-06 20:00:52] [修正:2017-09-06 20:00:52] [このレビューのURL]

前作「鉄腕バーディ」の続編です。
文字通り続編で、あれから3年が経ちました、
というところから始まります。
背景も敵もほとんど変化なく、前作20巻、
続編13巻の長編の割には、ストーリーに起伏が少ないのが残念です。

相も変わらず可愛いお姉さんバーディの魅力が、作品価値の80%でしょう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-07-15 06:21:10] [修正:2017-07-15 06:21:10] [このレビューのURL]

少年ジャンプ創刊号とともに、永井豪を世に送り出した出世作。
1968年といえば約50年前。
半世紀前から日本は平和と言えば平和なんですね。

表現の自由という傘の下で、少年向けに裸体の
オンパレードで大ヒット作品が生み出せた。
世界的に考えれば、いまだにこんな国は他にありませんから。

ギャグ作品としての評価はできないですし、いつまで
たっても上手くならない永井豪の描画レベルは、
デビュー当時からのもののようです。

作品内容はスカスカですが、社会に与えた影響の点で、
漫画史に残る作品と思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-07-05 20:29:15] [修正:2017-07-05 20:29:15] [このレビューのURL]

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