「朔太」さんのページ

総レビュー数: 839レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

プロレスラーである父を再起不能に追いやった柔道王を
倒すことを目的に、アメリカ修行に励み数々の難敵を
倒していきます。
天才肌であり快活楽天的な天然風キャラの主人公なので、
あまり深刻な復讐劇にはなっていません。

一方で、先々の展開が読みやすく、進展も遅く
格闘系にしては血沸き肉躍る感覚に物足りなさを感じました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-05-22 19:48:05] [修正:2017-05-22 19:48:05] [このレビューのURL]

首相官邸料理人という特殊な世界での料理漫画。

時事的な政治問題を絡めていくのだけれども、保守系宰相の
くせして、朝日新聞系のリベラルな一見正義の味方のような
考え方を押し付けてくるものなので、とても幼稚な政治漫画
もどきになってしまいました。

また、料理にはメッセージを込めることを求めるものだから、
味覚以前に頭でこねくり回した料理が出てきます。
これもなんだかなあ・・でした。

ということで、設定は面白さが期待できる仕掛け満載でしたが、
それが活かされないで消化不良を起こしてしまった作品だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-02-23 22:12:22] [修正:2017-02-23 22:12:22] [このレビューのURL]

設定が良いので、期待ばかり膨らみますが、一向に展開は
進まず、クローン同士の「私は誰?私は生きてて良いの?
意味ある人生って?あなたと私は違う。」の類の会話が
延々と続きます。

クローンが闊歩する時代の人類の葛藤を先取りしたような
お話ではありますが、学園内で小さくまとめて面白みが
欠けます。冷静に考えて、読み進めたい要素はほとんど
なかったと思います。
残念ですが私には合いませんでした。

ところで、表題の「放課後のカリスマ」の意味が不明です。
どこにも意味についての表記はなさそうです。
これが本作品の最大の謎かと。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-01-27 22:56:32] [修正:2017-01-27 22:56:32] [このレビューのURL]

読み手を選ぶ漫画でした。
分かる人には分かるし、そうだよねと思える人には思えます。
一方で、自由奔放に生きたいと願っているわりには、窮屈な世界でしか
生きられない江古田ちゃんを上から眺めてしまう人には、楽しめないでしょう。
江古田ちゃんは、多彩な世界での経験豊富です。例えば、テレオペレータの派遣さんが本業ですが、フィリピンパブの踊り子さんでもあるし芸術家向けヌードモデルもします。

女子もある程度類型化されており、大まかには普通っ子、M子、猛禽、
江古田ちゃんの4類型ですね。普通っ子はギャグネタにはめったにされません。
笑いどころがないから関心外なんでしょう。
猛禽と呼ぶぶりっ子が天敵のようで、多くの男性が騙される様が我慢ならないといったところがギャグ化されています。

5巻まで読みましたが、1,2巻で腹いっぱいになった感じでしたので、
評価は低いです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-11-18 21:53:00] [修正:2016-11-18 21:53:00] [このレビューのURL]

行き当たりばったりの展開としか思えない漫画でした。
女子なので出場できないオリンピックですが、
男子として偽って金メダルを目指すジャンパーという
設定以外に見るべき要素はありません。

スポーツバトルと思いきや、それはそれとして人間関係に
話が落ちてきたリと迷走します。悪逆非道の先輩を突然
良い人に変えてみたり、ライバルに突然恋心を抱かせたり、
敵役コーチをとんでもない悪役に仕立てたり、エロ教師を
登場させたりで、後は惰性で思いつくまま流れるままで、
オリンピックはどこに行った?

まあ背骨のない筋の通らない漫画の典型パターンですね。
文字通り、面白くもなくつまらなくもない漫画と思いました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2016-09-25 18:39:58] [修正:2016-09-25 18:39:58] [このレビューのURL]

作品としては底流にある世界感の深遠さが売りなのに、
そこが伝わらないために、少年誌並みの単なるバトル
漫画に成り下がってしまってしまいました。
画は綺麗なだけに、残念です。

原作小説(未読です。すみません。)には存在したで
あろう悪だとか殺人鬼の存在理由などの、独特の
世界感について、小説なら紙面をたっぷりとって
説明できますが、漫画では説明は最小化される
必要があります。残念ながら、私には前提となる
「殺人鬼」や「零崎一族」の世界感が把握できま
せんでしたので、読み進めれば進むほど
フラストレーションがたまる塩梅でした。

漫画を原作にした映画やドラマは数多く生まれ、
その多くは成功していますが、その逆、つまり
小説を原作にした漫画はほとんど失敗に終わる
というのは、私だけの印象でしょうか?
本作品はまさにその典型例ではないでしょうか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-09-15 23:14:43] [修正:2016-09-15 23:14:43] [このレビューのURL]

“勿体ない”の一言でしょう。
花形満をリメイクするというだけでニュースになる
ほどの価値ある食材を準備し、期待は高まるばかりの
最上の舞台が用意されたにも関わらず、
そこで料理されたのはどこかで見たことや
聞いたことのあるインスタントラーメンでした。

プロセスや結末まで知っている読者にとっては、
二度目のリメイク作品で期待するのは、
花形満の知られざる半生であったはずです。

星飛雄馬がいかなる生涯を経て、天才となったかは
知っていても、一方の天才の生涯もいかなる
プロセスを経たのか、
誰にでも分かるこの簡単な一点で勝負する
だけだったはずなのに・・・。

スピンアウト作品は、本作を超えられないのは
知っていますが、50年以上前の作品なんですから、
もっと大胆にチャレンジしてほしかったです。
9巻にて撤退します。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-06-25 14:08:59] [修正:2016-06-25 14:08:59] [このレビューのURL]

乱暴者の悪魔メフィストに対して、神さまは学者のファウストを地獄へひっぱりこんでみろと
命じる。一方ファウストは、いくら勉強しても満足できない学問の奥深さに絶望しており、
そこへ現われた悪魔メフィストと「自分を満足させてくれたら地獄へ行く」という契約を
結んでしまう。 メフィストは魔法でファウストを若者に戻し、街へと飛び出すというお話だ。

手塚治虫21歳の作品。ディズニーの影響を受けたと思えるような構図や
ミュージカル風セリフ回しなど、古典的漫画手法から一歩抜け出した創世期作風である。
考えてみれば太平洋戦争終結から5年後の発表作品であり、不十分な物資や劣悪な環境下での
執念とも言える長作である。
少年期に読み込んだゲーテの戯曲「ファウスト」をマンガ化した作品であり、
相当の思い入れがあったものと思われる。

現代のアニメや漫画に比べると、娯楽性の点で比べるべくもないが、
漫画史における貴重な遺産と言える。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-05-06 08:19:15] [修正:2016-05-06 08:19:15] [このレビューのURL]

4点 陰陽師

極めて難解。
安部晴明と博雅の掛け合いを楽しむ分には普通のマンガだが、
6,7巻あたりから相当怪しくなってきた。
陰陽道の世界感、宇宙感を共有できなかった私には、意味不明になって、
頭から“?”マークが花火のごとく飛び出てくる始末だ。
10巻まで買ってしまっていたもので読んだが、そのまま断念した。
その道に興味ある方だけ読むべし。
ひょっとすると専門書なのかもしれないので。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-05-01 19:54:54] [修正:2016-05-01 19:54:54] [このレビューのURL]

4点 ADAMAS

宝石使い(ジュエルマスター)という新しい分野の超能力を設定し、
宝石の種類で能力も異なるが、主人公のダイヤモンドがどうやら最強らしい。
単純な敵味方でもなく、当初敵だと思っていたジンは最愛の恋人になる。
仲間との絆もベースにある。時代を超えた過去のいきさつも隠れた謎に
なっていて、不老不死の謎もある。皆川亮二の絵も嫌いじゃない。

これだけ魅力的な設定がてんこ盛りの漫画なんて、絶対面白い・・・
はずだが、・・・。

つ、つまらない!
何が面白くなくさせているのか、はっきりしないのだけれど、兎に角無駄に
セリフが多い、興味ない設定の説明に時間が使われ過ぎ、戦いがストレートで
ひねりがない、くらいしか思いつかない。
最終巻は何とか普通に面白く読みましたが、はっきり申し上げて読み通すのに
気力の必要な作品でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-03-09 05:58:48] [修正:2016-03-09 05:58:48] [このレビューのURL]

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