「朔太」さんのページ

総レビュー数: 741レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

前半と後半で魅力が変わる。

前半は、潜水艦vs艦隊or潜水艦のバトルで、読者の想像力を超えた戦術を披露する。

潜水艦一艦で何ができよう、いずれ浮上する運命、独立国?何やそれ、という

読者の嘲りの中を、被弾させることなく敵を粉砕していく小気味良さがある。

特にお勧めは、ロシア潜水艦”スコーピオン”との戦い。(10年前位前に読んだにも関わらず、まだしっかり記憶しているヨウ)

潜水艦でも、戦術の長けた指揮官1人で相当なことができそう、って感動した。

後半は、政治イデオロギーの論争劇だな。世界的に見れば、答えは出てるが、

我が平和ボケ日本では、不可欠な議論をしている。

当時よりますます平和ボケした政治家が闊歩している現状(民主党、社民党・・)

では、「この漫画でも見て、抑止力の教科書にして」と言いたい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-01-02 09:17:12] [修正:2011-01-02 09:17:12] [このレビューのURL]

銀行ってこんな仕事が本来の仕事なんだ、って気づかせてくれました。

主人公の女性原島浩美は、日本にもっと必要でしょうね。男性だけで進めるプロジェクト

に女性が入ると判断が遅く足手まといで、補佐的な役割しかできないので

多くの男性リーダーは嫌います。

しかし、異なる切り口、バックアップ策が必要な暗中模索的な案件では、

女性的なアプローチも有効だと思えることもあり、またチームが冷静になれ

る効果もあります。

世界に通用する日本であるためには、本当に彼女のような女性が職場に

もっと増えないと。

エンターテイメントとしても、本作品は堪能できました。8点。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-30 19:05:21] [修正:2010-12-30 19:06:15] [このレビューのURL]

毎度仕掛ける難解で解決不可能な問題も代打屋にかかれば、たちまち解決です。

本業は駄目公務員のトーゴーも、副業代打屋ではスーパーマンです。

必殺仕掛け人の中村モンドと重なります。

作者が仕掛ける難題に毎回、解決策を挑んでみますが、

本作の結末ほどきれいなシナリオは出てきません。

作者の長年の苦労が推し量れます。

25全巻保有。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-28 21:55:02] [修正:2010-11-28 21:55:02] [このレビューのURL]

もちろんギャグ漫画なので、前野と井沢の2人のバカが前面にクローズアップされて、

これが主旋律で十分楽しめるます。ですが、誰も指摘しないので敢えて言うと、

田中、田辺のバカが彩りを濃くし、竹田、木之下の偏りのある常識派が突っ込み、

こんなバカには絡まないだろうはずの岩下、神谷の女性達が微妙に

一般社会性を維持してくれています。

王道漫画の定石として、脇を固める俳優達のきらりと光る個性が重要ですが、

本編もやはり配役の妙が冴えています。

彼らの頑張りで突飛さと安心のバランスが取れたお笑いが醸成されます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-03 18:05:48] [修正:2010-10-24 18:40:57] [このレビューのURL]

表題通り、研修医の実態を女性医師の卵であるなな子先生の日常をコミカルに描く。

オンナであることを時に忘れ、修行に近い研修生活である。

研修医は、先生と呼ばれはしても看護婦さんにも劣る人種である。

しかし、一方で若者でもあり、いっぱしの悩みも持つのである。

女性誌での連載だが、十分青年誌に堪えたのではないか?

「ごくせん」に並ぶ森本梢子の会心作。一読の価値あり。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-14 20:46:08] [修正:2010-09-18 16:42:29] [このレビューのURL]

現実のサラリーマン生活って、こんなに策略だらけでもないし、

リスクを背負った選択肢しか残らない訳でもないけれど、

でもこれだけの覚悟でかつ組織と個人をバランスした判断は

常に必要としているよね、って

所詮漫画の部分と妙なリアリティで納得する両面性がすごい。

でも、こんな格好良いサラリーマンは現実にはいない。

したがって、オンナにもこんなにもてない。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-09-11 20:30:01] [修正:2010-09-11 20:30:01] [このレビューのURL]

日本漫画界の至宝の一つ。
超法規的警察組織なんて発想は、1969年頃から世の中いんちきだよな、悪い奴ほど良く眠る・・という気持ちが日本人にあった証拠。
40年前の漫画って本当か?

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-18 17:03:35] [修正:2010-07-18 17:03:35] [このレビューのURL]

8点

天賦の才があれば、凡人には見えない生き方が見えてくるのだなあ。

これは漫画だけの虚構の世界ではなく、スポーツだけの世界(イチロー

なんか別世界を見ていると凡人でも想像している)だけでなく、

一般の天才ビジネスマンや科学者や漫画家でも実感しているのだろうな。

これを知っているのだろうか、曽田正人は?

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-10 09:47:08] [修正:2010-07-10 09:47:08] [このレビューのURL]

主人公うたのピアノの才能に魅了される大学生和音をはじめとする周囲の人々が、うたが創造する美しい世界にどんどん引き込まれていく。天才うただから許容される奔放さと何者にも囚われない自由な感覚が、快感である。
無垢な存在とこれに対峙するあるいは魅了される常識の人間社会が、さそう独特の設定だ。
手塚治虫文化賞に相応しい作品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-13 17:48:20] [修正:2010-02-13 17:49:16] [このレビューのURL]

ヒマツミノルの描くスポーツマン主人公は、原則”長嶋茂雄”風天才肌+典型B型人間だあ。ヨリもこの原型から脱皮していないが、私は個人的にはスーパースターが好きなので、飽きません。
女版レジーを主人公に、周囲を飾る個性的な仲間やライバル達とのコミカルな交流が本編の最大の魅力。
私は好きです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-01-09 18:08:15] [修正:2010-01-09 18:08:15] [このレビューのURL]

12345678
次の10件>>

月別のレビュー表示