「朔太」さんのページ

総レビュー数: 819レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

巨大企業社主である兄が弟・馬勇(マヨ)と兄の娘の命を狙う非情の血族(ストレイン)。

兄からの仕打ちをきっかけに殺し屋に転じる主人公だが、姪である娘と出会うこと

で人間性を取り戻す・・・。

そんな導入部で、兄弟抗争で終始するのかと思いきや、登場する敵たちとは

ことごとく仲間になって、新たな強大な敵に挑むという展開で、意外性の

連続である。

暴力とオンナ、裏社会と表社会、権力闘争がキーの池上遼一・武論尊の最も標準型作品と言える。

お決まりの設定といえども適度に読者の読みをはずしながら展開が進む。

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[投稿:2010-09-18 16:34:41] [修正:2010-09-18 16:35:12] [このレビューのURL]

あだちワールドは、多くのファンがいますが、ワンパターンなんで

辟易している人も少なからずでは?

でも、本編はやや趣を変えた時代劇設定で、なかなか凝った人間

関係が錯綜します。

基本となる10代の男女の淡い感情を主題に、

さわやかな人間関係の織り成すドラマで読者をホッとさせてくれます。

あだち作品の中では、5指に入るでしょう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-13 21:20:27] [修正:2010-09-13 21:20:27] [このレビューのURL]

地味な光画部という地味な設定、事件と言えないようなそれなりに

お騒がせの事態の連続。ストーリ性はないが、キャラが醸し出す

独特の癒し空間が創造されてくる。

このマッタリとした学生時代の中である種の郷愁を誘うのでしょうか?

世相を反映した80年代後半のギャグ漫画の代表作と言えるのかも。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-11 20:39:51] [修正:2010-09-11 20:40:22] [このレビューのURL]

人が人であるための精神性を文字で追求するために、小説が世に出た。

これを漫画で表現してみよう、そうすれば文字ですら確定し過ぎるような

内面性ももっとリアルに表現できるのではないか?

そんな意図さえ感じる文学的感性の持った作品です。

だから、理解困難な、あるいは自分の感性に合わない部分も感じてしまう

ものも在りますが、総じて人間ってこんなナイーブだったんだなあ、

の感想です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-11 20:20:08] [修正:2010-09-11 20:20:08] [このレビューのURL]

6点 HAPPY!

主人公を取り巻くステレオタイプのヒール、悪役が、徹底的にUnhappyな

状況を作り出し、これを数人の善人である友人・家族が見守るという構図

で、一難去ってはまた一難という調子で繰り返す。

22巻まで溜りに溜まったストレスが、最終巻で報われる感じ。

途中は気分良く読めないが、読後感はさわやか。

浦沢作品の中では地味な方か。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-08-26 10:04:55] [修正:2010-08-26 10:04:55] [このレビューのURL]

6点 五年生

卒業に失敗した5年生は、4年生とは微妙に違った責任感みたいなものもでてきている。さらに弁護士を目指すしっかり者の彼女も微妙にオトコに依存し出している。
22,23歳の男女の成長って、誰も描かないけれど、ここに注目した作者のモチーフは買える。
主人公のオトコは、かなりいい加減な生き方で、真面目なわっちにはやや不興だけど、成長ぶりに好感を持った。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-08-07 20:36:20] [修正:2010-08-07 20:36:20] [このレビューのURL]

少年時代の一途さを根底に引きずる部分で爽やかさを感じつつ、
何か生々しい男女感情やコンプレックスの組み合わせが、
微妙なアンバランスを醸し出している。

やや不思議な世界があって、漫画通には一読をお勧めする。
一般受けはしないかも。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-09 17:52:43] [修正:2010-01-09 17:52:43] [このレビューのURL]

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