「朔太」さんのページ

総レビュー数: 820レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

キャッチコピーの「魂揺さぶる究極極限ドラマ」は言い過ぎ。

しかし、残り24時間に、人は何を残そうとするか?仮定に対する問いかけを

無邪気に受け止めて、ドラマにするのは結構な試みだった。

復讐する人間、歌手としての足跡をかってのパートナーに託す人間、暴走する人間、

盲目の妹に視力を残す兄、二人で最後を迎えたい妻、介護に心を残す善人、

作品を残す人間、親に最後まで褒められたい息子、自分以外の誰かに幸せを

譲る人間、真実を暴くことに執着するジャーナリスト・・・。

ええのじゃないか?ありえない設定でもドラマなんだから?

6巻まで読破。

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[投稿:2012-10-06 18:01:27] [修正:2012-10-06 18:01:27] [このレビューのURL]

話題作品ではあるので、興味津々で読んでみた。

設定の面白さだけで突っ走る作品なので、展開としては下る一方とならざるを得ない。

ところどころで説明不足、非論理な進展で、突っ込みどころ満載のまま進むので

読者のストレスが溜まっていく。

もう少しだけ丁寧に説明できれば、結構面白くなったはずの作品と思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-09-30 21:56:01] [修正:2012-09-30 21:56:01] [このレビューのURL]

2点 F.COMPO

全巻を大人買いして読破したが、途中から後悔しきりの内容だった。

家族愛をテーマにして始めたはずが、方針変更のラブコメとしても中途半端だった。

結局のところ、性同一症候群の男女が無数に登場してきて、本当は私は男なの女なの?って

そんなてんやわんやで毎回お茶を濁し続ける女性誌的展開。

よくもまあ、長期連載に耐えられたものと思うが、やはり2流誌はこの程度なのか?

絵は上手、文句がない。しかし、マンガはシナリオが命。下手な脚本家も逃げ出す

ほどの企画、構成、展開の意外性が必要である。日本の漫画界のシナリオは相当

レベルが高く、映画の原作に引っ張りだこなのが何よりの証拠だ。

多分、北条司の作品は二度と読まないだろう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-09-30 21:40:36] [修正:2012-09-30 21:45:19] [このレビューのURL]

医療問題を扱ったマンガというより、障害者や精神病患者と社会の関係に

一石を投じたマンガ。これは、一人の医者や一人のジャーナリストでは

どうしようもない問題。政治家やマスコミは、問題の複雑さに目を向けない

から、解決の糸口すらない。

結局、誰がいつ遭遇してもおかしくないような悲劇が、この社会のどこかで

だれかがひっそりと引き受けているということに、皆が気がつくべきなのだ。

アフリカ難民や中東の戦争など遠い悲劇より、身近な人達の悲劇への負担を

軽くしたい。・・・本作品の教訓か。

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[投稿:2012-09-17 19:24:14] [修正:2012-09-17 19:24:14] [このレビューのURL]

6点 おせん

手間を惜しまないのが料理。

食べる人の喜ぶ顔を求めてこさえるのが料理。・・・なんていう

食への拘りが満載で、ちょっと説教臭くて鼻につくか、

やっぱり日本人の繊細な美的感覚は凄いと感心するか、

それぞれの感じ方で結構読めます。

対象の食も、おにぎりやお茶漬け、味噌汁、すき焼き、油揚げ、ハンバーグ

なんてのもあったりして、自分で試したくなるところも気に入りました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-09-16 19:33:00] [修正:2012-09-16 19:33:00] [このレビューのURL]

6点 万祝

万祝ってタイトルの読みと意味、知ってました?読みは、まいわい。

大漁祝いの引き出物として船主や網元が漁師に配った祝い着のようです。

だから、このお話は漁師の夢なんだな。それもとてもスケールが大きい。

主人公フナコや全編通じて、超楽観主義的な冒険活劇なので、スカッとできる

読者と所詮マンガだよなと冷める読者と二通りかな。

残念ながら8巻までしか読めていないので、完読後続きを書きます。


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[投稿:2012-07-21 10:12:00] [修正:2012-09-02 07:18:03] [このレビューのURL]

佐々木倫子ワールド満開です。

女性画特有の動きのない絵柄ながら、吹き出し外の台詞がイチイチがギャグに

なっていますから、1ページごとに堪能できます。

なんといってもオーナー黒須の我侭振りが秀逸で、結果的にこれがレストランの

原動力になっている。

こんなレストランがあれば、ご贔屓にするのに。

ただ、昔「王様のレストラン」ってドラマがあったのだけど、

何かシナリオコンセプトはパクッてないかい??

全巻所有。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-01-02 10:10:47] [修正:2012-08-15 10:10:39] [このレビューのURL]

元詐欺師が教師をする設定は面白いが、それだけ。

折角の設定が生きていない。それぞれの生徒側の問題は、どこにでもあるネタ。

これをいかに解決するかだが、原作のひねりが今一歩。解決策に納得感が

生まれないし、キャラが見たまんまの単純型ばかりで、読後感として

「時間つぶし」したなあ、って感じ。

ところで、棚橋なもしろさんって女性なんだね。

単行本では、アシスタントのおまけ漫画がついてるけど、

正体を皆で隠している感じがした。



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[投稿:2012-08-05 18:08:40] [修正:2012-08-05 18:08:40] [このレビューのURL]

9点 アカギ

”天”で壮絶な人生観を語った赤木しげるのスピンアウト作品。

圧倒的な強運、豪腕、支配力の権化である鷲巣 VS 悪魔的知略天才アカギの麻雀勝負。

本編の面白さを麻雀の心理戦と捕らえる一面もありますが、むしろ神の領域にある

モンスター鷲巣を絡め獲る知略戦にあるでしょう。

二人の周囲にいる脇役達も一流の勝負師だけれど、彼らに真っ当な戦略を語らせた

上で、さらにその上を行く知略を重ねて読者の驚きを誘うわけです。

また、重要なのは、赤木しげるを通して語らせる死生観、ぎりぎりのところで命を

やり取りする精神の高揚こそ生きがい、

こんな狂気が究極の潔さとしてオーラを放つアカギの魅力です。

勝負の行方もさることながら人間アカギをいつまでも見ていたい。

175話まで所持。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-07-28 11:21:21] [修正:2012-07-28 11:21:21] [このレビューのURL]

小さい詐欺、大きい詐欺、いろいろ取り混ぜてるけれど、つまるところ金を出さなきゃ

被害に会わない。そこを何とか欲に絡めてあるいは周辺の状況を固めて、

攻めてくるわけだ。

むしろ、クロサギが詐欺のプロを騙して、逆に詐欺に掛けるのか、そこが

見どころでしょう。

しかし、知能犯なんだから、もっと別分野で能力を発揮すればあ、と思って

しまいます。そんなに割りの良い詐欺は多くないでしょう。

インターネット広告にある投資広告も詐欺まがいのものもありそうですな。

ほら、この画面下でも・・・。

14巻まで読破。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-06-17 13:04:31] [修正:2012-06-17 13:06:05] [このレビューのURL]

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