「朔太」さんのページ
- ユーザ情報
- 0000年生まれ(性別:男性)
- Webサイト
- http://
- アクセス数
- 667418
- 自己紹介
- 病弱だった少年時代から、読みたくて読みたくて仕方のない漫画が周囲に沢山ありました。他にすることもない寝床で読む漫画は、1ページ1ページが宝物のようで、丹念に時間をかけて食べるように吸収されていきました。漫画のある国に生まれて良かった、と思えるくらいの喜びでした。以来、数十年、私の周りには多数の未読の漫画本が常備されています。漫画がサブカルチャーと位置付けられて久しいですが、今や映画もドラマも漫画が原作でないものが珍しくなってきました。文化としての名作漫画を探しつつ、私個人の探訪歴(読書歴)として、このサイトを利用させてもらっています。
8点 キミを侵略せよ!
主人公うたのピアノの才能に魅了される大学生和音をはじめとする周囲の人々が、うたが創造する美しい世界にどんどん引き込まれていく。天才うただから許容される奔放さと何者にも囚われない自由な感覚が、快感である。
無垢な存在とこれに対峙するあるいは魅了される常識の人間社会が、さそう独特の設定だ。
手塚治虫文化賞に相応しい作品。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-02-13 17:48:20] [修正:2010-02-13 17:49:16] [このレビューのURL]
8点 ヨリが跳ぶ
ヒマツミノルの描くスポーツマン主人公は、原則”長嶋茂雄”風天才肌+典型B型人間だあ。ヨリもこの原型から脱皮していないが、私は個人的にはスーパースターが好きなので、飽きません。
女版レジーを主人公に、周囲を飾る個性的な仲間やライバル達とのコミカルな交流が本編の最大の魅力。
私は好きです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-01-09 18:08:15] [修正:2010-01-09 18:08:15] [このレビューのURL]
7点 鬼門街
第一巻の巻末に、本作の構想にイニシエーションに関する記述がある。
作者の幼馴染が、集団暴行事件によって、ある日突然亡くなる。
その理不尽さ、残酷さに対して、暴力事件への抑止力となる
漫画を描きたいと願ったそうである。
そういう意味では、この作品は空想、妄想とは呼べず、
ある意味においてリアルである。
安部元首相襲撃事件は悲惨であった。
加害者に対して「民主主義への挑戦で、この暴力には屈しない。」とか
口走る政治家のなんと想像力のないことか。
安部氏の政治信条には関係ないと報道されているにも関わらず、
コメントを求められたメディア関係者は一様に同じセリフを
口にするにつけ、こいつらは被害者である安部氏に何の同情も
していないことが分かった。
ましてや、加害者の背景に思いを馳せる人間は皆無であった。
事件の背景が明らかになるにつれて、加害者と加害者の母、兄妹に
対する世間、社会、特に旧統一教会の鬼のごとく仕打ちが
明らかになってきた。
この世に鬼がいる、というのは本当である。
餓鬼もいる。そんじょそこらに、うようよといる。
この作品に描写された世界は、まさにリアルな現実社会である。
先の安部氏襲撃事件の加害者にも、その鬼の存在が他の誰よりも見えていたのかもしれない。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2024-05-11 09:04:07] [修正:2024-05-11 09:04:07] [このレビューのURL]
7点 青春の尻尾
学なく、力なく、才なく何ができる訳でもない一介の小さな青年が、
唯一探求心をもって旅をする。
いずれ仙人になることを望み、その道を突き詰める過程で、鬼女たちを娶る。
ファンタジーの要素を取り込みながら、青年向けのエロチックな
シーンをふんだんに盛り込んで、関心を繋いでいく。
小池・平野両氏の挑戦的で意欲的な作品と言える。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2024-04-27 08:53:56] [修正:2024-04-27 08:53:56] [このレビューのURL]
7点 パパと親父のウチご飯
二つの家庭が同居して、ゲイでもない二人の男性が、協力、奮闘する展開です。
シングルファーザーの幼児育児は、「うさぎドロップ」他ありがちな設定です。
なぜ、2つの家庭が同居しているのかについての説明はなく、唐突に
物語が始まります。
余計な事情説明は省かれ、父親の作る料理に毎回焦点が合わされており、
潔さを感じます。
二人の父親は、まるでタイプの異なる男性ですが、互いを尊敬している
ので感じが良い付き合いができています。
男は、尊敬できる相手とだけ、良い関係が築ける生き物ですからね。
個人的には、運動会編が気に入っています。
子供にとって運動会は一生のトラウマになるか、安心して生きていける
糧になるかの分かれ目ですから。
総じて子育ての難しさ、親子の機微なんてものがリアルに表現できていて、
好感の持てる作品です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2024-04-03 09:11:00] [修正:2024-04-03 09:11:00] [このレビューのURL]
7点 おぼろ十人帖
小島剛夕氏の初期の作品を読んでみたくて、探し出して読んでみました。
初期と言っても40歳の作品です。
後年の作品に比べて、まだ絵が稚拙で女性美もなんだか荒いです。
とても白土三平氏の絵に似ており、忍者が主人公の作風もそっくり
なので、白土氏との関係を調べてみました。
小島氏が1928年生まれ、白土氏が1932年生まれで年上なのですが、
共に紙芝居作家から出発し、白土氏が漫画家デビューを先に果たして、
なんとそのアシスタントを担当されていたのです。
そのせいか下積みを長くした上で、39歳から商業誌での活躍となったようです。
その5年後に不出世の作品「子連れ狼」で第一線の作家となられたようです。
この時、既に44歳ですから、現代ではありえないくらい相当な遅咲きです。
生年月日が同じ手塚治虫氏とは対極的ですね。
2000年に71歳で亡くなりました。
また、2021年89歳まで生きた白土氏とも対極的でした。
小池一夫氏との出会いが小島氏の僥倖でした。
とはいえ、活躍時期は20数年と意外と短かったようです。
白土氏にそっくりなこの作品で、小島氏の隠された経歴が知ることができて良かったです。
(多分、ここまで関心を持って調査したのは、私だけでしょう)
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2024-02-23 17:54:29] [修正:2024-02-23 17:54:29] [このレビューのURL]
7点 透明なゆりかご
出産に関して男はほとんど無頓着で、無神経です。
命がけで産むお母さんは立派です。
ですが、中絶で亡くなる新生児候補者たちは、
がんで亡くなる人よりも多いそうです。
男も女もHする前に、よく考えて欲しいなあ。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2023-12-23 11:43:17] [修正:2023-12-23 11:43:17] [このレビューのURL]
葬儀になると、見送られる方の背景が表に現れてきます。
単に弔問客が多くて社交的だっただとか、親戚付き合いが中心だったとか、
そんな表層的なことではなく、人生の歩みが見えてきます。
それを上手くドラマ仕立てした作品です。
毎回、ちょっとした人間模様があって、表題のような人情物語が展開されています。
意外と隠れた名作かもしれません。
女性誌にひっそりと連載されているのがもったいない感じがしました。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2023-12-17 15:48:07] [修正:2023-12-17 15:48:07] [このレビューのURL]
面白い。
ラブコメが苦手な私でも、たちまち3巻をよんでしまったw。
エロいシーンは全く出てこないのに、その辺の官能漫画よりエロい。
女性が望むエロとはこうなのかもしれない。
ただし、男性心理と言うか、男性の性は理解されていないが。
注文をつけるとしたら、旦那が絶賛する妻の美貌、可愛らしさに
もっと共感が得られる画であればとは思う。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2023-11-12 16:56:47] [修正:2023-11-12 16:56:47] [このレビューのURL]
7点 女神たちの二重奏
花小路ゆみさんの作品に登場する女性は、本当に美しくグラマーです。
ぷっくりとした唇とふっくら頬っぺたも実に私の好みです。
そっくりな二人の女性が、誰にも気づかれずに生活を入れ替えてしまいます。
その結果、生まれる大混乱が物語の主な展開。
読み終えてみると、大きな事件もなく、大した意外性もない
のですが、ついつい10巻最後まで読ませてくれました。
結末は、誰もが予想する通りのものでしたが、良かったです。
この作品はストーリーを読ませるものではなく、
二人の女性を愛でる作品ですね。
花小路さんの作品群の中でも代表作と言えるのではないかと思います。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2023-10-24 07:34:14] [修正:2023-10-24 07:38:09] [このレビューのURL]
月別のレビュー表示
- 月指定なし
- 2010年01月 - 7件
- 2010年02月 - 3件
- 2010年06月 - 3件
- 2010年07月 - 5件
- 2010年08月 - 4件
- 2010年09月 - 13件
- 2010年10月 - 3件
- 2010年11月 - 4件
- 2010年12月 - 5件
- 2011年01月 - 11件
- 2011年02月 - 1件
- 2011年04月 - 3件
- 2011年05月 - 2件
- 2011年07月 - 2件
- 2011年08月 - 5件
- 2011年09月 - 3件
- 2011年10月 - 1件
- 2011年11月 - 1件
- 2011年12月 - 2件
- 2012年01月 - 4件
- 2012年02月 - 2件
- 2012年03月 - 2件
- 2012年04月 - 2件
- 2012年05月 - 2件
- 2012年06月 - 2件
- 2012年07月 - 1件
- 2012年08月 - 2件
- 2012年09月 - 5件
- 2012年10月 - 1件
- 2012年11月 - 7件
- 2012年12月 - 2件
- 2013年01月 - 3件
- 2013年02月 - 1件
- 2013年03月 - 1件
- 2013年04月 - 1件
- 2013年05月 - 4件
- 2013年06月 - 3件
- 2013年07月 - 3件
- 2013年08月 - 4件
- 2013年09月 - 1件
- 2013年10月 - 3件
- 2013年11月 - 2件
- 2013年12月 - 2件
- 2014年01月 - 3件
- 2014年02月 - 1件
- 2014年03月 - 1件
- 2014年04月 - 1件
- 2014年05月 - 1件
- 2014年06月 - 2件
- 2014年07月 - 2件
- 2014年08月 - 6件
- 2014年09月 - 2件
- 2014年10月 - 1件
- 2014年11月 - 5件
- 2014年12月 - 2件
- 2015年01月 - 3件
- 2015年02月 - 2件
- 2015年03月 - 3件
- 2015年04月 - 1件
- 2015年05月 - 2件
- 2015年06月 - 3件
- 2015年07月 - 2件
- 2015年08月 - 4件
- 2015年09月 - 2件
- 2015年10月 - 3件
- 2015年11月 - 3件
- 2015年12月 - 5件
- 2016年01月 - 7件
- 2016年02月 - 7件
- 2016年03月 - 2件
- 2016年04月 - 8件
- 2016年05月 - 8件
- 2016年06月 - 9件
- 2016年07月 - 7件
- 2016年08月 - 6件
- 2016年09月 - 9件
- 2016年10月 - 7件
- 2016年11月 - 8件
- 2016年12月 - 6件
- 2017年01月 - 6件
- 2017年02月 - 4件
- 2017年03月 - 6件
- 2017年04月 - 7件
- 2017年05月 - 7件
- 2017年06月 - 7件
- 2017年07月 - 6件
- 2017年08月 - 8件
- 2017年09月 - 8件
- 2017年10月 - 6件
- 2017年11月 - 6件
- 2017年12月 - 5件
- 2018年01月 - 7件
- 2018年02月 - 3件
- 2018年03月 - 4件
- 2018年04月 - 1件
- 2018年05月 - 4件
- 2018年06月 - 3件
- 2018年07月 - 4件
- 2018年08月 - 3件
- 2018年09月 - 4件
- 2018年10月 - 4件
- 2018年11月 - 1件
- 2018年12月 - 6件
- 2019年01月 - 5件
- 2019年02月 - 2件
- 2019年03月 - 2件
- 2019年04月 - 3件
- 2019年05月 - 5件
- 2019年06月 - 5件
- 2019年07月 - 5件
- 2019年08月 - 4件
- 2019年09月 - 3件
- 2019年10月 - 2件
- 2019年11月 - 3件
- 2019年12月 - 5件
- 2020年01月 - 3件
- 2020年02月 - 3件
- 2020年03月 - 4件
- 2020年04月 - 4件
- 2020年05月 - 9件
- 2020年06月 - 6件
- 2020年07月 - 5件
- 2020年08月 - 8件
- 2020年09月 - 3件
- 2020年10月 - 4件
- 2020年11月 - 5件
- 2020年12月 - 2件
- 2021年01月 - 6件
- 2021年02月 - 3件
- 2021年03月 - 5件
- 2021年04月 - 6件
- 2021年05月 - 5件
- 2021年06月 - 6件
- 2021年07月 - 8件
- 2021年08月 - 8件
- 2021年09月 - 7件
- 2021年10月 - 9件
- 2021年11月 - 8件
- 2021年12月 - 8件
- 2022年01月 - 7件
- 2022年02月 - 6件
- 2022年03月 - 2件
- 2022年04月 - 6件
- 2022年05月 - 9件
- 2022年06月 - 7件
- 2022年07月 - 9件
- 2022年08月 - 7件
- 2022年09月 - 6件
- 2022年10月 - 6件
- 2022年11月 - 8件
- 2022年12月 - 9件
- 2023年01月 - 8件
- 2023年02月 - 4件
- 2023年03月 - 6件
- 2023年04月 - 5件
- 2023年05月 - 5件
- 2023年06月 - 1件
- 2023年07月 - 6件
- 2023年08月 - 4件
- 2023年09月 - 3件
- 2023年10月 - 4件
- 2023年11月 - 5件
- 2023年12月 - 7件
- 2024年01月 - 6件
- 2024年02月 - 3件
- 2024年03月 - 6件
- 2024年04月 - 6件
- 2024年05月 - 5件