「朔太」さんのページ
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- 病弱だった少年時代から、読みたくて読みたくて仕方のない漫画が周囲に沢山ありました。他にすることもない寝床で読む漫画は、1ページ1ページが宝物のようで、丹念に時間をかけて食べるように吸収されていきました。漫画のある国に生まれて良かった、と思えるくらいの喜びでした。以来、数十年、私の周りには多数の未読の漫画本が常備されています。漫画がサブカルチャーと位置付けられて久しいですが、今や映画もドラマも漫画が原作でないものが珍しくなってきました。文化としての名作漫画を探しつつ、私個人の探訪歴(読書歴)として、このサイトを利用させてもらっています。

6点 女帝
男に裏切られた悔しさを糧に成り上がる。
女の意地、虚勢が常に根底にあります。
水商売の原点とした昭和のステレオタイプです。
今でしたら手っ取り早くキャバクラでトップスターになるでしょうね。
スキルは必要ないし、女の戦いも競争もない。
平和な時代になったものです。
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[投稿:2018-11-13 18:12:35] [修正:2018-11-13 18:12:35] [このレビューのURL]
6点 スローステップ
あだち作品は相当の数を読みましたが、その中ではストーリー
の変化に乏しくサプライズも最終回だけ、はずれの方の作品でしょうか。
特に、変装してまで同時に別人とデートや旅行をするくだりは、
ナンセンスで長くつまらない不要な部分でした。
ソフトボール漫画だったはずが、途中からはどうでもよい
状態になりました。
と言っても、あだち作品はどれも同じ類型の思春期の高校生が
織りなす学園生活とスポーツと家族、三角関係という舞台が
共通してますから、作品ごとの差はつけにくいです。
大いなるマンネリと言っても良いのですが、それはそれで
数十年にわたり確実に支持者が存在します。
その秘密を文庫本4巻の巻末で山崎哲氏が長文の解説をしています。
かいつまんで紹介しますと、「主題は“性”である。しかも
思春期の男でも女でもない中間期の性である。
したがって、好きになった者同士が結ばれる恋愛ではなく、
思春期の性は選び直しをする過程、すなわち恋愛の準備
段階にある。家族からの離脱、三角関係は、必要な舞台で
ある。」とのことです。
やや難解な表現ではありますが、思春期の中間的な性は
確かに存在するし、誰もがその段階を経て大人になって
いくことを経験しているから共感を得るのだと要約できます。
大人の恋愛以上に中間的性時代の淡いざわざわした気持ち
を懐かしむ若い人も含んだ大人が多くて
、支持されるということでしょうか。
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[投稿:2018-09-11 18:12:29] [修正:2018-09-11 18:12:29] [このレビューのURL]
6点 結婚しようよ
結婚を巡って男女の気持ちのすれ違いを描いています。
バブル期全盛時代だから、結婚に対する考え方も相当
今とは違った印象です。
星里さんの絵は、男女とも可愛らしく、
淡いパステルカラーが似合います。
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[投稿:2018-08-20 00:16:03] [修正:2018-08-20 00:16:03] [このレビューのURL]
6点 天牌外伝 麻雀覇道伝説
天牌では、雀ゴロ同士の対決色と勝負の行方を左右する
「まさかの自摸」や「トンでも配牌」、天才的な読み、
天賦のツキなどで読ませる麻雀漫画でした。
一方、こちらの外伝は、麻雀に巣くう人々の
ヒューマンドラマ仕立てがメインシナリオです。
したがって、2話完結や1話完結読み切りが基本形です。
私の好みは、どちらかというと外伝でした。
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[投稿:2018-05-18 07:29:23] [修正:2018-05-18 07:29:23] [このレビューのURL]
6点 神様ドォルズ
タイトルから感じる期待とはやや異なる展開から始まります。
しかし、閉ざされた村で継承される超能力集団の悲哀が主
題とすると、1巻から12巻最終巻まで踏襲されていて、
途中いい加減飽きてくる感じです。
超能力をベースにしている以上、その力を世界征服や
人類滅亡、宇宙戦争くらいのスケールで展開することも
可能なのに、ここでは村人同士の小競り合いで命を懸けた
戦いをしています。
その原因は、過去の確執。
何故そこまでするのかと問われて、分からないと
答える動機の希薄ぶりです。
登場するドォルズ(作中1度もこの言葉は使われていない)達は
個性的で可愛らしく、いい感じですが、何とも世界感の
規模の小ささだけがどうにも気に入りませんでした。
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[投稿:2018-03-12 17:59:47] [修正:2018-03-12 17:59:47] [このレビューのURL]
6点 イエスタデイをうたって
カラスを飼い馴らして街を歩く少女ハルとの出会いから
始まる冒頭では、これから起こる事件への期待感が膨らみます。
恋愛感情を抱くリクオには恋愛に踏み切れない事情があり、
それは高校生の時から憧れるシナコの存在でした。
そうこうしている間にも、ハルに接近してくる雨宮が登場、
その雨宮にも幼馴染のミモリが現れます。
という風に出てくる登場人物全てが、相思相愛になれず
三角関係の連鎖が延々と続きます。
この成就しそうでしない人間関係の微妙な加減が作品の魅力です。
読み進めるうちに、男性作家がこんな微妙な人間関係を
ベースに物語を紡ぐのは珍しいなあ、と思っていました。
ところがこのサイトで作者はやはり女性だということを知り、
納得した次第です。
男性誌に掲載された女性漫画という印象です。
8巻で満腹になりました。
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[投稿:2018-03-02 21:18:46] [修正:2018-03-02 21:18:46] [このレビューのURL]
6点 同じ月を見ている
一言で言えば、純粋過ぎて、感情移入できない、ということになります。
しかし、本当に非現実的で、ドンは有り得ない人物像なのでしょうか。
画家の山下清との類似性も感じますし、キリストも同じような
人物像だったかもしれません。
ドンは、あまりに邪念というものがない存在だから、周囲の
人間は最初は反発しつつも、勝手に解釈して勝手に自分の
価値観を変えていくのです。
この辺りから、私はキリストを連想してしまいました。
キリストは、実はほとんど語らない人だったようで、
多くの説教は弟子によって残されたものでしたから。
宗教家たちや宗教に救われたい人たちが最終的に目指す
人間像を漫画で分かりやすく解説してもらえたような気分です。
これは正しい人間の姿なのでしょう。
が、そこに辿り着けないだろう自分をも改めて確認してしまいます。
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[投稿:2018-02-08 07:27:45] [修正:2018-02-08 07:27:45] [このレビューのURL]
原作者安部譲二氏の昭和30年代回顧録といった感じです。
負けて終わった戦争の傷跡が残り、人々は貧しく社会は
混とんとしていました。
生き残った者たちは、ただその日その日を送っていくだけで、
辛く厳しい時代ということです。
一面で暴力か才覚でサバイバルに勝ち残り財をなし、
のし上った人物伝も聞く話ですが、一面で厳しく淘汰
された時代なのでしょう。
その多くの後者たちの中でも、絆とか友情とか仲間で生きる
希望を求める時代だったようにも思います。
原作者は、その時代の方が幸せなんじゃないか、と
問いかけているようにも思えます。
2003年から8年の連載で、全22巻の長編ではありましたが、
思いのほか単調な展開でした。
大人買いで全巻を読破しましたが、全編、同じトーンで
終始しましたので、最初の数巻でも良かったかと思います。
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[投稿:2018-01-27 06:25:18] [修正:2018-01-27 06:25:18] [このレビューのURL]
6点 not simple
最初からよく考えられた構成で、破たんがなく展開が
進行していきます。
しかし、思春期の熱にあてられたかのような登場人物の
羅列が気になります。
主役は生まれつき複雑な事情を抱えているのだから
仕方ないのですが、周りの脇役も含めて全員が鬱のような
精神状態なので、あまり共感はできませんでした。
一編の短編テレビドラマのような風味を長編ではなく、
1巻で味わえた点は評価できます。
また、絵が独特のタッチで好き嫌いはあるかと思いますが、
私は嫌いではありませんでした。
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[投稿:2018-01-10 19:07:15] [修正:2018-01-10 19:07:15] [このレビューのURL]
6点 さらい屋五葉
序盤と終盤にドラマとしてみるべきものを感じました。
中盤の話の引っ張り方がやや中だるみを生んだのは残念でした。
イチの過去の三つの顔にまつわるトラウマ、それは家族への
執着と絶望ですね。
これを五葉の他のメンバーは距離を保ちながら理解をしよう
と努めている。
これが仲間の優しさですね。
特に、政は田舎での嫡男としての義務を果たせず、家を捨て
ざるを得ないコンプレックスの塊のような男だけれど、
イチと知り合ってからは新しい世界の住人になりました。
最終巻は八木や政の振る舞いが美しく、素晴らしい決着と思います。
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[投稿:2017-12-25 17:47:09] [修正:2017-12-25 17:47:09] [このレビューのURL]
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